Dragon World

ま、それなりにやっているつもり

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「そんな身体になったら自分なら自殺する。死のうと思わなかったの?」
こんな質問をされたことがある。

「別に死のうとまでは思わない。頭はなんともないからね。
あと、死なないためにやった結果がこれだし。」
そう答えた。

ネガティブさでは一目置かれる僕だけど死にたいとは全く思わない。
嫌になることはあるけどそこまではいかない。
自ら望んで頭開いた訳だから言い訳できないよね。

そして何よりも病院で上には上がいると学んだから。

術後1ヶ月くらいにやっとこさ車椅子で動いていた頃。
80歳くらいのじいさんが戦争中の話をしていた。
その人は勤労動員で終戦前に広島で腕を切り落とさなければならないケガをした。
戦争末期の何もない時期に麻酔なしで右腕を切り落としたのだ。
消毒もできないその腕の付け根にはウジがわいていたらしい。
その人はそれが理由で自宅に変えることになり、
偶然にも原爆の1日前に広島から出たそうだ。
辛い目にあっても腕1本で命を拾ったのだ。
そんな人の前で身体は動かないながらにもちゃんとした設備で手術した僕が
泣き言言っても仕方ないと思ったのだ。

上には上がる。
シベリアに何年も抑留された訳でも戦地で戦った訳でもない。
そこそこ動けるし高次脳機能障害も無い。
何とかやっていけるだけ幸せなのかもしれない。
いや、そのはずだ。



「君はこうなってからどれだけの人が離れていったかい?」

そう言われたのは旭川の病院に行った一昨年のこと。
「・・・いえ、今のとこいないと思います。」
そう答えて医師と会話をしながら考えていた。
なんでこういう質問をしてきたんだろうかと。
障害が原因で僕から離れていった人はいないと思う。
単純に疎遠になった人は入れていない。

ま、それは簡単なことで地位と名誉と金。
僕にはこれが無いからである。
だから離れようにもそう思って寄ってくる人が元からいないのだから。

しかし脳疾患の多い人生後半戦の人たちは違うようである。
地位や名誉もそれなりの人からは去っていく人もいるはず。
なんか色々あったりするらしい。
それは障害や病気に限らずにどんな状況からでもあること。

医師は「そんな人とは付き合わなくていい」と言っていた。



面白いことにこういう状態になってからは出会う人が変わった。
話す相手も変わった。
同年代よりも年配の人と仲良くさせてもらうことも多い。
想像していた未来と違ったいまではあるけどさ、
それなりにこれなりに道はあるのである。

と、思ってみたりする。

















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