Dragon World

ま、それなりにやっているつもり

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二年位前に十年以上振りに行ったその家は変わってなかった。

土間には少し湿った土。
腰掛けられないくらいの土間と居間の段差。

来たことを玄関で言うと奥の部屋から返事がした。
土間を上がり、その部屋を開けた瞬間に鼻を突くアンモニアのにおい。
ベッドからあまり動けないその人は70代半ば。
身内のおばちゃんだ。
においの原因は室内に置いてある簡易トイレのせい。
僕が生まれた頃から寝たきりだからかなり年季が入ってる。
そりゃにおいだって仕方ない。
象皮病だったかな、詳しくは分からない。
分からないけど足は驚く程太くなり、熱を持っている。
そりゃ、簡単に動けない。
もうこの六畳間の世界での生活を僕の人生と同じくらいの期間つづけているのだ。


「あなたもついにこっち側の人間になったのね」

そう言われた言葉はすぅっと僕の中に入ってきた。

ここまでの状態ではないけれど、この言葉の意味の10分の1くらいは理解できる。
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